futureshopから配信するメールのDKIM設定について教えてください
- 更新日: 2024-03-08 05:22:01 UTC
Google社のGmailよりメール送信者のガイドラインが発表されましたが、
「DKIMメール認証」が対策の一つとして挙げられています。
差出人アドレスのドメインで DKIM を有効にすることで、
なりすましとフィッシングへの保護対策を行い、送信したメールが迷惑メールに分類されないようにすることが推奨されています。
【重要】未対応の場合、メールマガジンなど一部の機能でメール配信ができません。 2024年1月24日のバージョンアップにて、 メールマガジン、入荷お知らせメール、クーポン利用期限案内メールの配信時に 「SPF・DKIM・DMARC」設定チェック機能が追加されました。 正しく設定されてない場合、発行時にエラーになって配信設定ができません。 必ずご対応ください。 参考マニュアル:「SPF・DKIM・DMARC」設定チェック機能について |
本記事では、DKIM設定についてご紹介します。
DKIMとは
DKIMは、電子署名を用いた送信ドメイン認証技術です。
差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインで DKIM を有効する必要があります。
設定することで受信側はメールの送信元の確認ができ、
なりすましや迷惑メールなど「不正なメール」と判断されることを防止するだけでなく、メールの到達率の改善にもつながります。
DKIM設定の確認手順
DKIMは、差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインのネームサーバーへTXTレコードの設定が必要となります。
「差出人・送信者(From)メールアドレス」のドメインがサブドメイン(shop.example.com)の場合は、サブドメインに対して設定ください。
1.設定が必要なドメインを確認する
futureshopのシステムで配信できるメールは複数ございます。
複数のドメインのメールアドレスを使用されている場合は、すべてのドメインで対応が必要です。
< 差出人・送信者(From)メールアドレスの確認方法 > futureshop管理画面内のメール一覧は、以下のマニュアルにてご案内しておりますので、 ご自身の店舗で利用しているメールの【差出人・送信者(From)メールアドレス】をご確認ください。 参考マニュアル: futureshop管理画面のFrom: メールアドレス設定一覧 |
※ 「ショップ基本設定」はすべての店舗様で設定がございます。必ずご確認ください。
2.ネームサーバーを確認する
レコードを設定するために、ドメインで利用しているネームサーバーを確認します。
ネームサーバーの確認方法 |
設定 |
ご依頼方法 | |
---|---|---|---|
指定のドメインで futureshopネームサーバーをご利用の場合 |
ネームサーバーのレコードに 「ns*.future-s.com」が設定されています。 |
弊社 |
弊社で設定します。 店舗様での対応およびご依頼は不要です。 |
指定のドメインで futureshopネームサーバー以外をご利用の場合 |
ネームサーバーのレコードに 「ns*.future-s.com以外」が設定されています。 |
店舗様 | 店舗様にて設定が必要です。 |
< ドメインで利用しているネームサーバーが分からない場合 > ドメインで利用しているネームサーバーの確認方法については、以下の虎の巻にてご案内しております。 あわせてご確認ください。 参考虎の巻: ドメインに設定されているネームサーバーの確認方法を教えてください |
3.設定するDKIMの値を確認・設定する【要ご対応】futureshopネームサーバー以外をご利用の場合
差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインで利用しているネームサーバーに、下記のレコードを追記してください。
ホスト名(FQDN) | futureshop._domainkey.差出人・送信者(From)メールアドレスドメイン |
レコード種類 | TXT |
レコード情報 | v=DKIM1; k=rsa; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQEBAQUAA4GNADCBiQKBgQDUcNyZsSyPf31WSoD2eJr/gJZnQRN8JT6f1vhfHSe/Xi0RYprxWbqlTck6SP9RlOaTmVD3/SpwJ4XtcNRxnhKTfl272ZlwaMSSQ8Q/+8yv2I4z0s/xuNrcho5i0aO4L5IFEBqTRPDdEr4DaEQnjWYdmGGXIsWr5XqzdDcxqZljCQIDAQAB |
差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインが example.com の場合は、以下のような設定となります。
【設定例】
futureshop._domainkey.example.com IN TXT "v=DKIM1; k=rsa; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQEBAQUAA4GNADCBiQKBgQDUcNyZsSyPf31WSoD2eJr/gJZnQRN8JT6f1vhfHSe/Xi0RYprxWbqlTck6SP9RlOaTmVD3/SpwJ4XtcNRxnhKTfl272ZlwaMSSQ8Q/+8yv2I4z0s/xuNrcho5i0aO4L5IFEBqTRPDdEr4DaEQnjWYdmGGXIsWr5XqzdDcxqZljCQIDAQAB"
DKIMの値は改行せず、すべての値を必ずご設定ください。 なお、設定方法はご利用サービスにより異なりますので、 |
4.設定内容を確認する
自社で設定された場合は、設定したレコードをご確認ください。値に誤りがありますと、有効になりません。
ネームサーバーに設定したレコードの確認方法については、以下の虎の巻にてご案内しております。 あわせてご確認ください。 参考虎の巻: ネームサーバーに設定したレコードの確認方法を教えてください |
メール送信に必要なレコード設定については、以下の虎の巻もあわせてご確認ください。
参考虎の巻:
futureshopから配信するメールのSPFレコード設定について教えてください
参考虎の巻:
メールのDMARC設定について教えてください