futureshopから配信するメールのSPFレコード設定について教えてください

自動送信されるご注文確認メールなど、
futureshopから配信するメールが届かない場合、
送信メールの差出人ドメインに「SPFレコード」の設定がされていないことが原因として考えられます。

【重要】未対応の場合、メールマガジンなど一部の機能でメール配信ができません。

2024年1月24日のバージョンアップにて、
メールマガジン、入荷お知らせメール、クーポン利用期限案内メールの配信時に
「SPF・DKIM・DMARC」設定チェック機能が追加されました。

正しく設定されてない場合、発行時にエラーになって配信設定ができません。
必ずご対応ください。

参考マニュアル:「SPF・DKIM・DMARC」設定チェック機能について

 

本記事では、SPFレコードの設定についてご紹介いたします。

SPFレコードとは

SPFとは、送信ドメイン認証技術の一つとして知られています。

一部のインターネットプロバイダやフリーメールサービスでは、
迷惑メール対策として送信元ドメインと送信サーバのドメインを照合する「送信元ドメイン認証」が実施されています。

送信元ドメイン認証とは、
「受信メールサーバ」で「受信したメールに記載されている送信元」が正しいかどうか確かめて
「メール送信元の偽装・なりすましを防ぐ」技術です。

スパムメールの多くが送信元を偽装・なりすまししているために、スパム対策として多くのメールサービスで取り入れられています。

送信元ドメイン認証のために、
「差出人・送信者(From)メールアドレスのドメイン」にSPFレコードの設定する必要がございます。

 

SPFレコード設定の確認手順

SPFレコード は、「差出人・送信者(From)メールアドレス」のドメインのネームサーバーへTXTレコードの設定が必要となります。
「差出人・送信者(From)メールアドレス」のドメインがサブドメイン(shop.example.com)の場合は、サブドメインに対して設定ください。

 

1.設定が必要なドメインを確認する

futureshopのシステムで配信できるメールは複数ございます。
複数のドメインのメールアドレスを使用されている場合は、すべてのドメインで対応が必要です。

< 差出人・送信者(From)メールアドレスの確認方法 >

futureshop管理画面内のメール一覧は、以下のマニュアルにてご案内しておりますので、
ご自身の店舗で利用しているメールの【差出人・送信者(From)メールアドレス】をご確認ください。

参考マニュアル:
futureshop管理画面のFrom: メールアドレス設定一覧

 

※ 「ショップ基本設定」はすべての店舗様で設定がございます。必ずご確認ください。

 

2.ネームサーバーを確認する

レコードを設定するために、ドメインで利用しているネームサーバーを確認します。

 

 ネームサーバーの確認方法

 設定

ご依頼方法

指定のドメインで

futureshopネームサーバーをご利用の場合

ネームサーバーのレコードに
ns*.future-s.com」が設定されています。
弊社

弊社で設定しています。

店舗様での対応およびご依頼は不要です。

指定のドメインで

futureshopネームサーバー以外をご利用の場合

ネームサーバーのレコードに
ns*.future-s.com以外」が設定されています。
店舗様 店舗様にて設定が必要です。

 

< ドメインで利用しているネームサーバーが分からない場合 >

ドメインで利用しているネームサーバーの確認方法については、以下の虎の巻にてご案内しております。
あわせてご確認ください。

参考虎の巻:
ドメインに設定されているネームサーバーの確認方法を教えてください

 

3.設定するSPFレコードを確認・設定する【要ご対応】futureshopネームサーバー以外をご利用の場合

差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインで利用しているネームサーバーに、下記のレコードを追記してください。

レコード種類 TXT
レコード情報 "v=spf1 include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"

 

差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインが example.com の場合は、以下のような設定となります。

【設定例】
example.com IN TXT "v=spf1 include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"

 

正しく設定されていない場合、SPFレコードは有効になりませんのでご注意ください。

SPFレコードを有効にするためには、上記の記述でレコード情報の登録が確認できることが条件となります。
登録操作後には設定が正しいか、必ずご確認ください。レコード情報の確認方法はこちら

なお、設定方法はご利用サービスにより異なりますので、
ネームサーバー管理会社様へご確認いただきますようお願いいたします。

 

【よくある設定例】
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net ~all"のように、
別のSPFレコードの記述がすでに入っている場合は、「include:spfgw.fsi.ne.jp」のみを追記します。

<OK>
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"

<NG 1:2行に分けて記述している>
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net ~all"
example.com IN TXT "v=spf1 include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"

<NG 2:~allが複数回記述されている>
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net ~all include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"

 

4.設定内容を確認する

自社で設定された場合は、設定したレコードをご確認ください。値に誤りがありますと、有効になりません。

ネームサーバーに設定したレコードの確認方法については、以下の虎の巻にてご案内しております。
あわせてご確認ください。

参考虎の巻:
ネームサーバーに設定したレコードの確認方法を教えてください

 

メール送信に必要なレコード設定については、以下の虎の巻もあわせてご確認ください。

参考虎の巻:
futureshopから配信するメールのDKIM設定について教えてください

参考虎の巻:
メールのDMARC設定について教えてください

この記事は役に立ちましたか?