futureshopから配信するメールのSPFレコード設定について教えてください
- 更新日: 2024-03-06 00:14:54 UTC
自動送信されるご注文確認メールなど、
futureshopから配信するメールが届かない場合、
送信メールの差出人ドメインに「SPFレコード」の設定がされていないことが原因として考えられます。
【重要】未対応の場合、メールマガジンなど一部の機能でメール配信ができません。 2024年1月24日のバージョンアップにて、 メールマガジン、入荷お知らせメール、クーポン利用期限案内メールの配信時に 「SPF・DKIM・DMARC」設定チェック機能が追加されました。 正しく設定されてない場合、発行時にエラーになって配信設定ができません。 必ずご対応ください。 参考マニュアル:「SPF・DKIM・DMARC」設定チェック機能について |
本記事では、SPFレコードの設定についてご紹介いたします。
SPFレコードとは
SPFとは、送信ドメイン認証技術の一つとして知られています。
一部のインターネットプロバイダやフリーメールサービスでは、
迷惑メール対策として送信元ドメインと送信サーバのドメインを照合する「送信元ドメイン認証」が実施されています。
送信元ドメイン認証とは、
「受信メールサーバ」で「受信したメールに記載されている送信元」が正しいかどうか確かめて
「メール送信元の偽装・なりすましを防ぐ」技術です。
スパムメールの多くが送信元を偽装・なりすまししているために、スパム対策として多くのメールサービスで取り入れられています。
送信元ドメイン認証のために、
「差出人・送信者(From)メールアドレスのドメイン」にSPFレコードの設定する必要がございます。
SPFレコード設定の確認手順
SPFレコード は、「差出人・送信者(From)メールアドレス」のドメインのネームサーバーへTXTレコードの設定が必要となります。
「差出人・送信者(From)メールアドレス」のドメインがサブドメイン(shop.example.com)の場合は、サブドメインに対して設定ください。
1.設定が必要なドメインを確認する
futureshopのシステムで配信できるメールは複数ございます。
複数のドメインのメールアドレスを使用されている場合は、すべてのドメインで対応が必要です。
< 差出人・送信者(From)メールアドレスの確認方法 > futureshop管理画面内のメール一覧は、以下のマニュアルにてご案内しておりますので、 ご自身の店舗で利用しているメールの【差出人・送信者(From)メールアドレス】をご確認ください。 参考マニュアル: futureshop管理画面のFrom: メールアドレス設定一覧 |
※ 「ショップ基本設定」はすべての店舗様で設定がございます。必ずご確認ください。
2.ネームサーバーを確認する
レコードを設定するために、ドメインで利用しているネームサーバーを確認します。
ネームサーバーの確認方法 |
設定 |
ご依頼方法 | |
---|---|---|---|
指定のドメインで futureshopネームサーバーをご利用の場合 |
ネームサーバーのレコードに 「ns*.future-s.com」が設定されています。 |
弊社 |
弊社で設定しています。 店舗様での対応およびご依頼は不要です。 |
指定のドメインで futureshopネームサーバー以外をご利用の場合 |
ネームサーバーのレコードに 「ns*.future-s.com以外」が設定されています。 |
店舗様 | 店舗様にて設定が必要です。 |
< ドメインで利用しているネームサーバーが分からない場合 > ドメインで利用しているネームサーバーの確認方法については、以下の虎の巻にてご案内しております。 あわせてご確認ください。 参考虎の巻: ドメインに設定されているネームサーバーの確認方法を教えてください |
3.設定するSPFレコードを確認・設定する【要ご対応】futureshopネームサーバー以外をご利用の場合
差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインで利用しているネームサーバーに、下記のレコードを追記してください。
レコード種類 | TXT |
レコード情報 | "v=spf1 include:spfgw.fsi.ne.jp ~all" |
差出人・送信者(From)メールアドレスのドメインが example.com の場合は、以下のような設定となります。
【設定例】
example.com IN TXT "v=spf1 include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"
正しく設定されていない場合、SPFレコードは有効になりませんのでご注意ください。 なお、設定方法はご利用サービスにより異なりますので、 |
【よくある設定例】
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net ~all"のように、
別のSPFレコードの記述がすでに入っている場合は、「include:spfgw.fsi.ne.jp」のみを追記します。
<OK>
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"
<NG 1:2行に分けて記述している>
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net ~all"
example.com IN TXT "v=spf1 include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"
<NG 2:~allが複数回記述されている>
example.com IN TXT "v=spf1 include:example.net ~all include:spfgw.fsi.ne.jp ~all"
4.設定内容を確認する
自社で設定された場合は、設定したレコードをご確認ください。値に誤りがありますと、有効になりません。
ネームサーバーに設定したレコードの確認方法については、以下の虎の巻にてご案内しております。 あわせてご確認ください。 参考虎の巻: ネームサーバーに設定したレコードの確認方法を教えてください |
メール送信に必要なレコード設定については、以下の虎の巻もあわせてご確認ください。
参考虎の巻:
futureshopから配信するメールのDKIM設定について教えてください
参考虎の巻:
メールのDMARC設定について教えてください