「ドメイン移管」と「DNS変更」の違いは何ですか?
- 更新日: 2024-08-23 18:58:31 UTC
ドメイン移管とDNS変更の違いは下記のとおりです。
ドメイン移管 | DNS変更 | |
内容 | ドメインの管理会社を変更する手続き | ドメインで設定している DNSの設定を変更する手続き |
ドメインにアクセスした際に ブラウザで表示される内容/ メールサーバー |
基本的に変更なし | 変更あり |
本記事では下記についてご説明します。
ドメインとDNSとサーバーの関係
ドメインとDNSとサーバーの関係について簡単にご説明します。
概略ですが、ドメインとDNSとサーバーの関係は下記の図のようになっています。
ドメイン | DNS(ネームサーバー) | サーバー (WEBサーバー/メールサーバー) |
・ドメイン管理会社が管理している ・ドメイン管理会社は変更できる ・ドメインの管理業者はDNSを指定することができる |
・ドメイン管理会社もしくはサーバー管理会社が管理している ・DNSの管理者は「どのサーバーを利用するか」の指定ができる ・サブドメインの設定もできる |
WEBサーバー ・ブラウザで表示する内容を設定する メールサーバー ・メールアドレスの作成やメールの送受信などの設定ができる |
ドメイン移管とは
ドメイン移管とは、ドメインを登録・管理している業者を変更する手続きです。
基本的にはドメイン移管後も、ドメイン移管前から設定していたDNSが設定された状態になります。
そのため、ドメイン移管後にサイトの表示が変わることは基本的にはありません。
注意:契約によってはドメイン移管時にサイト表示ができなくなる場合も
サービスによってはドメイン管理とDNS管理がセットのケースもございます。
その場合、ドメイン移管完了と同時にDNSの設定が無効になってしまい、
サーバーの表示ができなくなる場合がございます。
弊社へのドメイン移管をご検討いただいている店舗様は
「ドメイン移管後も現在設定のDNSがそのまま利用できるか(無効にならないか)」を、
あらかじめ、現在のドメイン管理会社様にご確認ください。
その結果、もしドメイン移管完了時にDNSが無効となってしまう場合、
先にDNSを変更いただけるよう、DNS情報をお渡しすることも可能ですが、
この場合は「ドメイン移管前に他社DNSに変更できるか」
あらかじめ、現在のドメイン管理会社様にご確認ください。
DNS変更とは
DNSはドメインでアクセスした際にどのサーバー利用するかを決定するシステムです。
DNS変更とはDNSの情報を変更することにより弊社サーバーのコンテンツを表示する手続きのことですが、方法としては下記の2つのパターンがあります。
パターン1:DNSを他社から弊社に変更し、弊社サーバーのコンテンツを表示する
- DNS自体を弊社管理のものに変更します。
- メールサーバーや独自でご設定のサブドメインについては、他社サービスを引き続きご利用いただくこともできます。
ご希望の場合はDNS変更お申込み時に現在のDNSで設定されているゾーン情報をお知らせください。
パターン2:他社DNSの中の設定情報(ゾーン情報)を変更し、弊社サーバーのコンテンツを表示する
- DNSは店舗様管理のままで、設定されている情報のみを変更していただきます。
- メールサーバーや独自でご設定のサブドメインについては、他社サービスを引き続きご利用いただくこともできます。
DNSの変更をご希望の場合はお申込が必要です。
詳しくは下記虎の巻をご確認ください。
■虎の巻:表示しているサイトをfutureshopに変更したいです、どのような手続きが必要ですか?
DNS変更は余裕を持ってご対応くださいDNSの仕組み上、DNS変更内容はすぐに反映されません。 この期間中はお客様の環境などによって 変更後に旧サーバーのWEBサーバーやメールサーバーが参照される場合がございますので、 また、DNSの設定には「TTL」というDNSの情報を保持する有効期限が設定されています。 そのため、DNS変更前に現在のDNSサーバー業者様に現状のTTLの設定状況をご確認ください。 |